「包茎手術を受けたいが費用が心配」「どのクリニック・手術法を選んだらよいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、おすすめのクリニックを7院取り上げて料金などを比較しながら紹介し、包茎手術を受けるなら知っておきたい基礎知識(費用相場、手術法の種類、治療のメリット・デメリット、失敗例・後悔例など)を詳しく解説します。
包茎手術のおすすめクリニック7選

包茎手術を受ける際には、技術力・実績があり、丁寧なカウンセリング・診察を行っているクリニックを選ぶことが重要です。手術・麻酔の痛みを軽減する取り組みやプライバシーへの配慮も大きなポイントです。
ここでは、そうした点からおすすめできる7つのクリニックを紹介します。手術法については「包茎手術の費用」や「包茎手術の種類」の章で解説していますので、気になる方はそちらを参照してください。
おすすめクリニックの比較表
クリニック名 | 亀頭直下法 | その他の手術法 | 痛み軽減 | プライバシー | 院数・所在地 |
![]() メンズライフクリニック | 4種類 165,000円~660,000円 | 環状切開術:99,000円 背面切開術:55,000円 | 表面麻酔(テープ・スプレー) 静脈麻酔 | 完全予約制 完全個室 全スタッフ男性 | 札幌から熊本まで計13院 |
![]() MSクリニック | 3種類 仮性・嵌頓:99,000円~440,000円 真性:165,000円~440,000円 | 根部切除法:440,000円 | 表面麻酔(針のない注射器) | 完全予約制 完全個室 全スタッフ男性 | 新宿、横浜、名古屋、大阪に計4院 |
![]() ABCクリニック | なし | 環状切開術:110,000円(仮性)・165,000円(真性/嵌頓) クランプ法:55,000円 亀頭ブツブツ除去無料 | 表面麻酔(シート) | 完全予約制 個室施術 全スタッフ男性 | 札幌から博多まで計20院 |
![]() 上野クリニック | 完全予約制 全スタッフ男性 仮名申し込み可 | 札幌から福岡まで計15院 | |||
![]() 東京ノーストクリニック | 環状切開術の料金+33,000円~385,000円 | 環状切開術:66,000円 切らない包茎手術:33,000円 | 表面麻酔(テープ・ジェル) | 完全予約制 全スタッフ男性 | 札幌から鹿児島まで計33院 |
![]() 皐月クリニック | 3種類 165,000円~440,000円 | 切らない包茎手術:27,500円 | 表面麻酔(シート・スプレー) | 完全予約制 全スタッフ男性 | 大阪、神戸、広島、福山、岡山に計6院 |
![]() ATOMクリニック | 3種類 250,000円~500,000円 | 切らない包茎手術:69,900円 | 表面麻酔(テープ・スプレー) | 完全予約制 全スタッフ男性 | 新宿、札幌、名古屋、心斎橋に計4院 福岡天神に提携院1院 |
入念なカウンセリングと精密手術でおすすめの「メンズライフクリニック」

メンズライフクリニックはカウンセリングと手術のデザイン・精度にこだわった形成外科・泌尿器科クリニックです。

専門医が入念なカウンセリングをもとに患者一人ひとりの希望イメージや勃起時のサイズなどを考慮して切開線をデザインし、顕微鏡を用いながら高精度の切開・縫合を行うことにより、自然な仕上がりを実現しています。
麻酔にもこだわりがあり、極細の注射針や予備麻酔を用いて局所麻酔の痛みを極力抑えるメニューや、術中眠った状態にする静脈麻酔のオプションも用意されています。
費用 | 【スタンダードカット(環状切開)】 99,000円 【デザインカット(亀頭直下法)】 165,000円 【ハイパーカット(亀頭直下埋没法/「デザインカット」より亀頭下部に近い位置で縫合)】 275,000円 【ハイパーVカット(亀頭直下埋没法+小帯形成/「ハイパーカット」よりもさらに亀頭下に近い位置で縫合)】 440,000円 【スーパーカット(亀頭直下埋没法+予備麻酔・小帯形成・フォアダイス除など/カリ首のところで縫合)】 660,000円 【背面切開】 55,000円 【静脈麻酔(オプション)】 110,000円 【長茎術(切るタイプ)】 330,000円~880,000円 【亀頭増大術】 1ccあたり33,000円~198,000円 【他院手術痕修正】 220,000円~1,100,000円 |
術後の通院 | 自然に溶ける糸で縫合するので不要 |
アフターケア | 無料で診察 |
プライバシー | 完全予約制・完全個室・全スタッフ男性 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード、QRコード決済(PayPay)、医療ローン、銀行振込 |
所在地・営業時間 | 札幌、仙台、大宮、池袋、錦糸町、新宿、金沢、名古屋、大阪梅田、神戸三宮、岡山、広島八丁堀、松山、博多、熊本下通 9:00~20:00 |
精密なデザインと無料再診察制度でおすすめの「MSクリニック」

MSクリニックは独自の作図法(3次元精密作図デザイン)と美容形成術による包茎治療を行っているクリニックです。

ペニスの長さ、太さ、湾曲、皮膚の厚み、包皮の余りなどを3次元で精密に測定してミリ単位のデザインを施し、美容形成術による精密な切除・縫合を行うことで、自然な仕上がりを実現しています。
他院ではあまり行われていない根部切除法も受けることができます。
痛みが不安な方のために、局所麻酔の前に針のない注射器(噴射タイプ)で予備麻酔を行うオプションも用意されています。
費用 | 【亀頭直下埋没法(基本切除)】 仮性・嵌頓 99,000円 真性 198,000円 【亀頭直下埋没法(精密切除)】 仮性・嵌頓 220,000円 真性 330,000円 【亀頭直下埋没法(オーダーメイド治療・特別切除)】 仮性・嵌頓 330,000円 真性 440,000円 【バックカット(根部切除法)】 440,000円 【長茎術】 165,000円~275,000円 【亀頭増大術】 1cc55,000円~220,000円 【予備麻酔(オプション)】 11,000円 |
術後の通院 | 縫合糸の種類によっては必要 |
アフターケア | 術後の再診察無料(何度でも)、電話・メール・LINEサポート無料 |
プライバシー | 完全予約制・完全個室・全スタッフ男性 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード、デビットカード、銀行振込、院内ローン、医療ローン(頭金なし月々3,000円~) |
所在地・営業時間 | 新宿、横浜、名古屋、大阪 10:00~20:00 |
リーズナブルな包茎治療でおすすめの「ABCクリニック」

ABCクリニックは環状切開術による安価な包茎手術を提供しているクリニックです。

包茎治療を受ける人は亀頭・カリ首のブツブツ(フォアダイスなど)を除去するサービスを無料で受けられます。
このブツブツは病気ではありませんが、人によってはかなり目立ち、性病のように誤解されることもあります。ブツブツが気になる方にとっては無料で除去してもらえるのはかなりお得です。
手術前にはシート状の麻酔で患部の感覚を鈍らせてから局所麻酔を行うので、痛みに弱い方も安心です。
費用 | 【ABC式CSカット(クランプ法)】 55,000円 【ABC式Sカット(環状切開術)】 仮性包茎 110,000円 真性包茎・嵌頓包茎 165,000 【ブツブツ除去】 包茎手術とセットで無料(通常価格11,000円~) ※名古屋院は非対応 【長茎術(埋没部露出術)】 330,000円 【亀頭増大術】 1単位あたり44,000円~137,500円 |
術後の通院 | 治療・手術の種類によっては必要 |
アフターケア | 術後通院が必要な場合などのアフターケア無料 |
プライバシー | 完全予約制・全スタッフ男性 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード(分割は3,300円から)、メディカルローン |
所在地・営業時間 | 札幌、仙台、高崎、大宮、船橋、新宿、上野、神田、立川、横浜、名古屋、京都、梅田、難波、神戸、広島、高松、福岡天神、博多 10:00~20:00 |
豊富な実績とデザイン力でおすすめの「東京上野クリニック」

東京上野クリニックは開業32年、総来院者数30万人以上という実績を持つ包茎専門クリニックです。

独自の「複合曲線作図法」による美容形成術を施すことで自然な仕上がりを実現しています。他院手術跡に対する修正手術の実績も豊富です。
手術前には皮膚の感覚を鈍らせてから局所麻酔を打つので、痛みが心配な方も安心です。
完全予約制、全スタッフ男性であることに加え、仮名による診療申し込みも可能で、プライバシーが徹底的に保護されているのも特徴です。
費用 | 【環状切開術(抜糸が必要なナイロン糸による縫合)】 79,200円 【環状切開術(抜糸不要の吸収糸による縫合)】 110,000円 【美容形成術】 環状切開術の料金+121,000 ~660,000円(ペニスの状態や希望内容により変動) 【他院手術跡の修正再手術(ナイロン糸)】 167,200円(+カウンセリング料2,200円) 【他院手術跡の修正再手術(吸収糸)】 198,000(+カウンセリング料2,200円) 【亀頭増大術】 1単位あたり132,000円~198,000円 |
術後の通院 | 自然に溶ける糸を使用した手術であれば不要 |
アフターケア | 術後ケア用品・治療薬無料、24時間相談無料 |
プライバシー | 完全予約制・全スタッフ男性・仮名診療申込可 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード、各種ローン |
所在地・営業時間 | 札幌、仙台、大宮、上野、新宿、横浜、千葉、新潟、金沢、名古屋、京都、大阪、岡山、広島、福岡 10:00~20:00(院ごとに休診日あり) |
リーズナブルな料金設定でおすすめの「東京ノーストクリニック」

東京ノーストクリニックは環状切開術をベースにした包茎治療を行っているクリニックです。

独自の3D精密曲線作図法を用いることで、自然な仕上がりの環状切開術をリーズナブルな価格で提供しています。
オーダーメイドの美容形成術を加えることで、さらに仕上がりをよくすることも可能です。
二重まぶた形成術を応用した切らない包茎手術も提供されています。
麻酔にもこだわりがあり、表面麻酔で患部の感覚を鈍らせてから2段階の局所麻酔を施すことで、手術中・手術後の痛みを軽減しています。
費用 | 【環状切開術】 66,000円(WEB割引き適用価格) 【美容形成術】 環状切開術の料金+33,000円~385,000円(症状や希望により変動) 【他院手術跡修の修正再手術 】 154,000円 【切らない包茎手術】 33,000円 【亀頭増大術】 1単位あたり110,000円~220,000円 |
術後の通院 | 自然に溶ける糸で縫合するので不要 |
アフターケア | 24時間電話・メール相談無料 |
プライバシー | 完全予約制・全スタッフ男性 |
支払い方法 | 現金、銀行振込、クレジットカード、医療ローン |
所在地・営業時間 | 札幌、盛岡、仙台、郡山、水戸、宇都宮、高崎、大宮、上野、新宿、渋谷、町田、八王子、横浜、千葉、甲府、長野、名古屋、豊田、静岡、岐阜、金沢、新潟、大阪、梅田、京都、姫路、広島、岡山、松江、高松、福岡、鹿児島 診療時間はお問い合わせ |
中高年男性の治療実績が豊富な「皐月クリニック」

皐月クリニックは利用者の40%が50代以上で、とくに中高年男性の治療実績が豊富なクリニックです。

安価な手術法(切らない包茎手術、クランプ法)から高度な手術法まで用意されており、希望に応じて様々な治療が受けられます。
高価格帯のコースでは、個人差を考慮した精密なデザインにより自然な仕上がりを実現しています。感度低下を防ぐために包皮小帯(裏スジ)を残すことも可能です。
スプレーやシートによる予備麻酔で局所麻酔の痛みを軽減するオプションもあり、痛みに弱い方も安心です。
費用 | 【切らない包茎手術】 27,500円 【CC法(クランプ法)】 55,000円 【マイクロカット法(亀頭直下埋没法)】 165,000円 【マイクロVカット法(包皮小帯を残した亀頭直下埋没法)】 275,000円 【ナチュラルカット法(マイクロVカット法の進化版)】 440,000円 【一部修正手術】 55,000円~165,000円 【修正再手術】 275,000円~1,100,000円 【切る長茎術】 385,000円~660,000円 【亀頭増大術】 1単位あたり55,000円~253,000円 【予備麻酔】 お問い合わせ |
術後の通院 | 自然に溶ける糸で縫合するので不要 |
アフターケア | 再診無料、糸が残ってしまった場合の抜糸無料 |
プライバシー | 完全予約制・全スタッフ男性 |
支払い方法 | 現金、クレジットカード、医療ローン(月々5,000円~) |
所在地・営業時間 | 難波、梅田、神戸、岡山、広島、福山 9:00~21:00 |
見た目にこだわる人におすすめの「ATOMクリニック」

ATOMクリニックの術後の見た目をとくに重視した包茎治療を行っているクリニックです。

亀頭直下で縫合するだけでなく、陰茎の皮下組織を剥離して包皮のだぶつきを軽減したり、包茎手術で失われた包皮小帯を再形成したりする施術も行っています。
根元部固定法による切らない包茎治療も受けられます。
麻酔にもこだわりがあり、局所麻酔の前に表面麻酔を施したり、手術中の麻酔切れ・麻酔中毒が起こらない麻酔法を工夫したりすることで、痛み・麻酔に対する不安を軽減しています。
費用 | 【包茎MTトライアル(根部固定法)】 69,800円 【基本包茎術(環状切開術)/美容包茎術(環状切開術+亀頭直下デザイン縫合術)/Narumi式美容包茎手術(環状切開術+亀頭直下デザイン縫合術+陰茎皮下組織剥離術・包皮小帯形成術など)】 250,000円~500,000円(ペニスの状態や希望により変動) 【長茎術】 165,000円~328,000円 【亀頭増大術】 50,000円~250,000円 【表面麻酔】 お問い合わせ |
術後の通院 | 自然に溶ける糸で縫合するので不要 |
アフターケア | 術後相談無料 |
プライバシー | 完全予約制・全スタッフ男性 |
支払い方法 | お問い合わせ |
所在地・営業時間 | 新宿に1院 11:00~20:00 |
包茎手術の費用
保険診療を行う病院・クリニックで真性包茎・嵌頓包茎の治療を受ける場合は健康保険が使えます。保険診療の治療費は診療報酬制度で決まっており、患者は一部のみを負担します(通常は3割)。

保険診療の包茎手術では手術法が限られ、見た目は重視されず、手術跡が目立つ場合が多いです。
一方、包茎治療を専門的に行う美容外科クリニックでは、見た目を重視し、独自に工夫した方法で治療を行っています。
美容外科クリニックの包茎手術は自由診療(自費診療)であり、クリニックにより料金設定が異なり、全額自己負担になるため、保険診療に比べて高額です。

保険適用の場合の費用
包茎手術で保険が適用されるのは、「真性包茎または嵌頓包茎」の人が、「保険診療を行う医療機関」で、「背面切開術または環状切開術(環状切除術)」を受けた場合です。
保険診療を行っていない医療機関(美容外科クリニックなど)で手術を受けた場合、包茎の種類や手術法によらず、自費診療(全額自己負担)となります。

令和4年度の診療報酬点数表では、背面切開術の手術料は830点(=8,300円、3割負担で2,490円)、環状切除術 の手術料は2,040点(=20,400円、3割負担で6,120円)となっています。
そのほか、初診料、血液検査などの検査料、麻酔料(局所麻酔剤の料金)、術後の薬代(痛み止めや抗生物質など)、包帯代、数回の再診料がかかります。
費用の総額は、背面切開術で1万円程度、環状切除術で1万数千円程度となります(3割負担の場合)。検査・投薬の内容や通院回数によって多少変わります。
美容外科クリニックの費用相場
美容外科クリニックでは多種類の手術メニューが用意されているのが普通で、手術法により料金がかなり違います。
各クリニックが手術法に独自の工夫を加えて提供しているため、同じ名称の手術法でもクリニックによって料金が大きく異なることがあります。
手術法の種類ごとに費用の相場をまとめると以下のようになります(手術法の詳細は後の章で解説しています)。
名称 | 手術方法 | 費用相場 |
環状切開術(環状切除術 | 包皮をぐるりと一周切り取り、残った包皮を縫合 | 6万円~10万円程度 |
クランプ法 | 専用の補助具を使った環状切開術 | 5万円程度 |
背面切開術 | 包皮の背面を縦に切り、包皮を縫合(包皮はすべて残る) | 5万円程度 |
亀頭直下法(亀頭直下埋没法) ※このレベルの手術を「環状切開術+美容形成術」としているクリニックもあり | 主に包皮の内側を切除し、亀頭のすぐ下で縫合(包皮が亀頭直下に来て傷跡を隠すので見た目が自然 | 15万円~20万円 |
亀頭直下法+α(○○式作図法・美容形成術など) ※このレベルの手術を「環状切開術+美容形成術」としているクリニックもあり | 精密なデザイン・切開・縫合により仕上がりをよくした亀頭直下法 | 25万円~60万円 |
根部切除法 | ペニスの根元の皮を切り取り、包皮を根元の方に引き寄せて縫い合わせる | 40万円~60万円 |
切らない包茎手術 | 余っている包皮や陰茎の根元の皮を糸・医療用ボンドで固定 | 3万円~7万円 |
長茎術 | 陰茎を長くして包皮の余りを軽減 | 20万円~60万円 |
亀頭増大術 | 亀頭を大きくして、剥いた包皮が引っかかるようにする | 1ccあたり4万円~10万円(包茎治療目的での注入量の目安は2~3cc) |
包茎のタイプと治療のメリット
包茎には真性包茎・嵌頓包茎・仮性包茎の3タイプがあります。
真性包茎・嵌頓包茎は性生活や健康に悪影響を及ぼすため手術で治療したほうがよいとされています。仮性包茎は医学的には正常な状態ですが、場合によっては手術が推奨されます。

包茎のタイプ(真性包茎・嵌頓包茎・仮性包茎)
各タイプの状態と原因、適用可能な手術法を下の表にまとめました。
一言でいえば、真性包茎は「どうやっても剥けない」状態、嵌頓包茎は「無理すれば剥けるが剥くと問題が生じる」状態、仮性包茎は「自由に剥けるが剥いても元に戻る」状態です。
タイプ | 状態 | 原因 | 適用可能な手術法 |
真性包茎 | 包皮を剥いて亀頭を露出させることができない | 包皮に狭くて伸びにくい部分(狭窄部)があり、そこが亀頭に引っかかって剥けない 包皮の内側と亀頭が癒着していて剥けない | 包皮を切る手術(環状切開術・亀頭直下法など) |
嵌頓包茎 | 包皮を剥いて亀頭を露出させることはできるが、一度剥くと戻せなくなり、剥いた包皮が陰茎を締め付け、痛みや血行不良、うっ血を引き起こす | 包皮に狭くて伸びにくい部分(狭窄部)があり、無理に剥くと狭窄部が引っかかって元に戻らなくなり、陰茎を締め付ける | 包皮を切る手術(環状切開術・亀頭直下法など) |
仮性包茎 | 包皮を剥いて亀頭を露出させたり元に戻したりすることが自由にでき、剥いた状態で放っておくと自然に元に戻る | 包皮が余っている 亀頭のカリが低く、剥いた包皮がひっかかりにくい | すべての手術法 |
真性包茎を治療するメリット
真性包茎を放置すると以下のような問題があります。
- 常に亀頭が包皮で覆われた状態であるため、カリ首の根元などに垢がたまりがちで、それがもとで悪臭や感染症が生じやすくなる
- 包皮の狭窄が強い場合、排尿時に尿が飛び散ってしまう
- 陰茎がんになるリスクが高まる
- 膣に挿入した際に包皮が引っかかって痛みを生じるため、性交が困難(とくに包皮が亀頭に癒着している場合
手術で真性包茎を解消することで、こうした問題を避けることができます。また、真性包茎であることが強いコンプレックスになっている場合、コンプレックスから解放され、恋愛やセックスに積極的になれます。
真性包茎の治療では、包皮を切除・切開して狭窄部を取り除く手術と、癒着を剥離する手術が行われます。
嵌頓包茎を治療するメリット
嵌頓包茎のため包皮を剥かないようにしていると、真性包茎と同じように悪臭や感染症が生じやすくなり、陰茎がんになるリスクが高まります。
嵌頓包茎は無理に剥かず、早めに包茎手術を受けた方がよいでしょう。

嵌頓包茎の包皮を無理に剥いた場合、狭窄部が陰茎を締め付け、痛みや血行不良、うっ血を引き起こします。そのまま放置すると包皮や陰茎の組織が壊死する(死んで腐る)恐れがあるため、早めの処置が必要です。
陰茎が包皮で締め付けられた状態で受診した場合、まずは嵌頓包茎整復法(用手整復)で包皮を元に戻します。これはメスを使わず手指だけで包皮を元に戻す施術です。患部の状態によっては整復法で治すことが難しい場合があり、そのときは包皮背面を切開して治します。
締め付けが改善されたら、包皮切除手術(環状切開術など)を行って包茎を治療します。
仮性包茎を治療するメリット
仮性包茎は医学的には正常な状態ですが、日本では平常時にも剥けている状態のペニスを正常と見なし、仮性包茎をさげすむという特殊な文化があるため、仮性包茎であることを気に病む男性が少なくありません。

仮性包茎が強いコンプレックスになっていて、性生活や人間関係に問題が生じている場合、手術で包茎を治療することで、そうした問題を解消することができます。
また、包皮が非常に長かったり、心身の障害により定期的に包皮を剥いて洗うことが難しかったりするケースでは、悪臭や感染症が多少発生しやすくなり、包皮の炎症(亀頭包皮炎)が繰り返されることがあります。
そうした場合には、仮性包茎でも治療が推奨されます。
包茎手術の種類
ここでは各手術法の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

環状切開術(環状切除術)
メリット | デメリット | 向いている人 |
真性包茎・嵌頓包茎であれば保険が適用可能 自費診療でも料金が比較的安い (狭窄部をしっかり取り除けば)後遺症のリスクが低い | 仕上がりが不自然になりがち(ツートンカラーなど) | 費用を抑えたい人 真性包茎・嵌頓包茎で、保険診療により手術を受けたい人 |
環状切開術では単純に輪っかの形にメスを入れるので、縫い合わせた後の包皮の形状がやや不自然になります。
真性包茎・嵌頓包茎の場合は包皮の狭窄部(狭くて亀頭に引っかかったり陰茎を締め付けたりする部分)をすべて取り除く必要があります。

狭窄部が先端付近にあれば、包皮の先の方だけ切除すれば取り除けますが、それだと平常時は少し皮が被った状態(軽い仮性包茎)になります。
狭窄部がもっと奥の方にある場合、広範囲の包皮を切除する必要があります。切除範囲が広いと、包皮のひだがほとんどなくなり、亀頭よりかなり下(陰茎の中ほど)で縫合することになります。
包皮の内側はピンク色、外側は茶色をしています。包皮のひだがほとんど残らないほど切除して縫合すると、内側が常に露出して、縫合部を境にピンク色と茶色の皮膚が並んだ「ツートンカラー」になって、非常に目立ちます。
仮性包茎の場合は切除範囲や縫合位置を比較的自由に選べます。
自由診療クリニックでは環状切開術でも見た目を重視した施術を行うので、保険診療クリニックとは仕上がりがかなり違います。
クランプ法
メリット | デメリット | 向いている人 |
真性包茎・嵌頓包茎であれば保険が適用可能 自費診療でも料金が安い (狭窄部をしっかり取り除けば)後遺症のリスクが低い | 仕上がりが不自然になりがち(ツートンカラーなど) | 費用をできる限り抑えたい人 真性包茎・嵌頓包茎で、保険診療により手術を受けたい人 |
通常の環状切開術では メスの入れ方を調整してある程度仕上がりをよくすることも可能ですが、クランプ法では器具に沿って包皮をまっすぐ切開するだけなので、不自然な仕上がりになります。
背面切開術
メリット | デメリット | 向いている人 |
真性包茎・嵌頓包茎であれば保険が適用可能 環状切開術よりもさらに料金が安い | 包皮が残るので見栄えが悪い | できる限り費用を抑えたい人 成長途中の男児 |
成長途中の男児の場合、今後ペニスが成長したときに皮が足りなくなるのを防ぐため、あえて背面切開術を選び、包皮を残しておくことがあります。
大人の男性の場合、嵌頓包茎で緊急手術が必要になった際にとりあえず背面切開術を行うことがあります。そうした緊急の場合以外で背面切開術が選ばれることはまれです。
亀頭直下法(亀頭直下埋没法)
メリット | デメリット | 向いている人 |
傷跡が包皮で隠れるので見た目がよい | 勃起時にはツートンカラーが目立つこともある 医師の技術差が出やすい 手術の仕方によっては感度低下などの後遺症の恐れがある 真性包茎・嵌頓包茎では適用が難しいことがある 費用が高額 | 費用がかかっても自然な仕上がりを希望する人 |
- 単純に輪っかの形にメスを入れるのではなく、術後の包皮の形が自然になるように、ペニスの形状を考慮して切開・縫合のラインをデザインする
- 環状切開術では包皮の内側(内板)と外側(外板)を一緒に切除してしまうが、亀頭直下法では主に内板を切除し、外板は残す
- 外板が残るので包皮にひだができ、ちょうど亀頭の直下に包皮が自然な形で収まる
- 手術跡は包皮に隠れて見えない
このように、亀頭直下法は術後の包皮の見た目が自然で、傷跡も目立ちにくいというメリットがあります。
ただし、包皮を引き下げて内側を露出させた状態では、縫合部を境にツートンカラーになっているのが見えることがあります。広範囲の包皮を切除した場合には、勃起時にツートンカラーが多少露出してしまうケースもあります。
亀頭直下法では包皮の内板を主に切除しますが、内板は外板よりも刺激を感じやすい部位であり、これをあまり取り除いてしまうと性的な感度が低下する恐れがあります。

亀頭の裏側には包皮小帯という細い筋状の組織(いわゆる「裏スジ」)があり、その辺りの皮膚の中には敏感な部分があって、性感帯の一つとされています。包皮内板を切除する際に包皮小帯を傷つけると、性感帯が失われる恐れがあります。
真性包茎・嵌頓包茎では、狭窄部の位置によっては亀頭直下法を適用することが難しい場合があります。
亀頭直下法+α
メリット | デメリット | 向いている人 |
通常の亀頭直下法よりもさらに自然な仕上がり 包皮小帯を残したり、再形成したりすることも可能 | 包茎手術のなかで最も費用が高額 医師の技術差がとくに出やすい 真性包茎・嵌頓包茎では適用が難しいことがある | とくに見た目重視の人 亀頭直下法で生じがちな後遺症のリスクを回避したい人 |
以下のようなメニューが代表的です。
- 亀頭直下法の仕上がりに大きく影響する切開・縫合ラインのデザインを精密に行うメニュー
- 包皮の自然さと手術跡の目立ちにくさを極限まで追求したメニュー
- 包皮小帯を残すように細かく切開するメニュー
- 切除後に包皮小帯の再形成を行うメニュー
根部切除法(根部形成法)
メリット | デメリット | 向いている人 |
亀頭周辺は比較的自然な仕上がり 亀頭周辺を傷つけないので感度が下がりにくい | 仮性包茎にしか適用できない 傷跡は亀頭直下法よりも目立つ場合が多い 費用が高額 | 包皮がさほど余っていない仮性包茎の人 感度低下が心配な人 |
縫合部が根元に来るので陰毛で隠せる、と説明されることがありますが、よほど陰毛が濃い人でも傷跡をすっかり覆うことは難しいでしょう。

亀頭周辺は比較的自然な仕上がりが期待できますが、包皮が長めの人は平常時にややだぶついた感じになったり、少し被った状態になったりすることがあります。
亀頭周辺にメスを入れないので、性感帯が傷つけられて感度低下が起こる心配はありません。これが根部切除法の最大のメリットと言えるでしょう(ただし、他の方法でも注意して手術をすれば感度低下は防げます)。
切らない包茎手術(根元部固定法・ナチュラルピーリング法)
メリット | デメリット | 向いている人 |
亀頭周辺に傷跡が残らない 手術のダメージは軽く、術後すぐに性行為・自慰が可能 | 仮性包茎以外では使えない 根元部固定法では根元周辺が不自然な見た目になる 時間が経つと元に戻ってしまう可能性が高い | 費用を最大限抑えたい人 包皮を切除してしまうことに迷いがある人 |
根元部固定法では、包皮を根元の方に引き寄せ、亀頭が露出する程度に包皮を剥いた状態にして、根元部分の余った皮を医療用接着剤で固定します。
ナチュラルピーリング法は二重整形(埋没法)の技術を応用し、剥いた包皮を糸で固定する方法です。
切らない包茎手術はメスを使わない点が最大のメリットで、手術によるダメージは軽く、すぐにオナニーや性行為をすることも可能です。
しかし、糸や接着剤は時間とともに劣化し、包皮が元に戻ってしまう可能性が高いです。オナニーや性行為などの刺激で糸・接着剤が取れてしまうこともあります。
切らない包茎手術は長持ちしませんが、1回の手術料金は他の手術法より低額なので、試しに仮性包茎を治してみたいという人におすすめできます。
また、元に戻せる(戻ってしまう)方法なので、包皮を切り取ることにまだ迷いがある人にも適しています。
亀頭増大術
メリット | デメリット | 向いている人 |
包茎治療と同時に亀頭を大きくできる | 包茎治療効果は限定的 吸収性フィラー(ヒアルロン酸など)は短期間で効果がなくなる 非吸収性フィラーは健康被害(組織の壊死など)のリスクが高い 亀頭の形がいびつになることがある 費用が高額 | 軽度の仮性包茎で、包皮を切りたくない人 ついでに亀頭を大きくしたい人 |
ただし、亀頭増大術だけで治せるのは軽度の仮性包茎(皮があまり余っていない仮性包茎)に限られます。
フィラー注入のやり方や医師の技量に問題があると、亀頭がでこぼこになったり、いびつな形になったりする場合があります。
フィラーを誤って陰茎の海綿体や血管に注入してしまうと、血の流れが止まり、周辺の組織が壊死する(腐って死んでしまう)恐れがあります。
フィラーには吸収性のもの(ヒアルロン酸など)と非吸収性のもの(アクアミドなど)があります。
吸収性のフィラーは時間が経つうちに次第に分解されて体内に吸収されてしまい、一定期間で効果がなくなります(ヒアルロン酸の場合は半年~1年程度)。独自の工夫で持続期間を長くした吸収性フィラーを用いているクリニックもあります。
非吸収性のフィラーは半永久的に残りますが、副作用や後遺症が生じるリスクが高いので、あまりおすすめできません。
長茎術
メリット | デメリット | 向いている人 |
仮性包茎の治療と同時にペニスを長くできる | 包茎治療効果は限定的 根元に傷が残る 勃起角度が下がることがある 費用が高額 | 軽度の仮性包茎で、包皮を切りたくない人 ついでにペニスを長くしたい人 |
- 陰茎の根元を恥骨につないでいる靱帯を一部切り離す方法
- 体内に埋もれている陰茎を引き出して糸などで固定する方法
- 陰茎の付け根辺りの脂肪を吸引し、陰茎を長く見せる方法
①の長茎術を受けると、陰茎が以前よりも体の外に突き出すので、包皮の余りが改善されて、軽度の仮性包茎であれば治ることがあります。
ただし、手術の難度が高く、思ったほど長くならないことがあります。傷跡も比較的目立ちます。靱帯を切るので、勃起時の角度が多少下がります。
②も①と同じような効果があり、軽度の仮性包茎であれば改善可能です。ただし、糸がとれて元に戻ってしまう可能性があります。
③では陰茎の突き出し方が前と変わらないので、包茎を改善することはできません。
包茎手術のデメリット
包茎手術にはデメリットもあります。カウンセリングでデメリットについてもきちんと説明を受け、疑問点は質問して、納得した上で契約することが重要です。カウンセリングでデメリットをきちんと説明しないクリニックとは契約を避けるべきです。


保険診療の場合、見た目は重視されない
保険診療の包茎手術は包皮の狭窄や癒着を取り除くことを目的としていて、仕上がりの見た目は重視されません。
また、保険診療のクリニック(一般的な泌尿器科クリニックなど)は包茎治療を専門的に扱っているわけではなく、包茎手術の経験が少ない医師が担当することになるため、あまりよい仕上がりは期待できません。
自由診療の場合、費用が高額
包茎治療を専門的に行う自由診療のクリニックは、術後の見た目を重視した手術法(亀頭直下法など)を得意としています。そうした手術法は自然な仕上がりが期待できますが、料金設定は高額で、保険がきかないので全額自己負担となります。

自由診療クリニックでも環状切開術を行っているところがありますが、見た目を重視した施術を行うため、料金設定は保険診療よりもかなり高めです。
1ヶ月程度は禁欲が必要
皮を切る手術を受けた場合、傷口を保護するため1ヶ月程度は性行為やオナニーを避ける必要があります。
たとえ抜糸をして痛みや腫れが引いた後であっても、術後数週間の間はまだ傷が完全に治っておらず、性行為やオナニーによる刺激で傷口が開く恐れがあります。
また、術後1週間程度は意図的に勃起させるような行為(アダルトビデオの視聴など)は避けるべきとされています(思わず勃起してしまうのは問題ありません)。
元には戻せない
多くの場合、包茎治療ではペニスの皮(先端の包皮や付け根の皮)を切り取る手術を行います。したがって、治療後に後悔したとしても元に戻すことはできません。
ただし、切らない包茎手術は糸・ボンドで固定するだけなので、元に戻せます。
見た目・手術跡・後遺症・出費で後悔する場合もある
術後のペニスが思っていたような見た目にならなかったり、手術跡が目立ったり、感度低下などの後遺症が生じたり、予想以上に費用がかかったりして、後悔することになるケースはまれではありません。
後悔を避けるためには、信頼できるクリニックを選び、診察・カウンセリングで医師と十分に話し合って、納得してから手術を受けることが必要です。
包茎手術の失敗例・後悔例
ここでは包茎手術のよくある失敗例・後悔例を紹介し、そうした事態を避けるためのクリニック選びのポイントを解説します。


陰茎がツートンカラーになった
環状切開術で包皮をたくさん切除すると、縫合箇所がサオの部分に来るので、どうしてもツートンカラーが目立ってしまいます。

亀頭直下法では傷跡が包皮に隠れるので、ツートンカラーは目立ちません。ただし、包皮を根元の方に引っ張ったときや、勃起したときに、ツートンカラーが露出してしまうことがあります。
包皮を切除する以上、どんな手術法でもツートンカラーを完全に避けることは困難です。
ペニスの状態に合わせて切開や縫合を工夫することで、できる限り目立たなくすることはできるので、ツートンカラーが目立つのを避けたければ、技術力のあるクリニックで見た目重視の治療メニューを選択してください。
目立つ傷跡が残った
包皮の切り取り方や傷口の縫い方が雑だと、傷跡がギザギザになったりデコボコになったりして目立つことがあります。亀頭直下法であれば、通常時は傷跡が包皮で隠れるかもしれませんが、勃起したときなどにギザギザやデコボコが目立ちます。
ペニスが腫れた(ペリカン変形・提灯変形)
これは亀頭直下法で起こりやすい後遺症です。
亀頭直下法でデザインや切開・縫合の仕方に問題があると、裏スジ側の包皮がきれい縫い合わされず、そこにリンパ液がたまって、大きく腫れることがあります。亀頭周辺がペリカンのくちばしのような形になるので、「ペリカン変形」と呼ばれます。

真性包茎・嵌頓包茎では包皮の狭窄部(狭くて硬い部分)をすべて取り除く必要があります。狭窄部が残ったまま縫合してしまうと、陰茎が締め付けられてリンパ液がたまり、亀頭の下あたりが大きく腫れます。ペニスが提灯のような形になるので、「提灯変形」と呼ばれます。
亀頭直下法は傷跡を目立たなくするための手術法ですが、切開・縫合のラインを精密にデザインする必要があり、高度な技術が求められます。亀頭直下法は医師の技術差が出やすいので、実績や評判を調べて慎重にクリニックを選ぶ必要があります。
皮を切りすぎた(勃起時に突っ張る)
普段は余っている包皮も、勃起すると余りが少なくなります。仮性包茎の人も勃起時には完全に剥けた状態を維持できるようになるのが通例です。
包茎手術で包皮をたくさん切りすぎると、勃起したときに包皮が足りなくなって、突っ張ったり痛みを感じたりします。とくに陰茎の裏側(ふだん陰嚢と接している側)の皮が足りなくなるケースが多いです。
包茎手術ではこうしたことを考慮して切除するラインをデザインする必要がありますが、デザインが雑だと切りすぎてしまう危険が高くなります。
診察・カウンセリングの際にこうした点をきちんと説明し、慎重にデザインしてくれるクリニックを選ぶことが重要です。
性的な感度が低下した
包皮の内側や亀頭の根元周辺(裏スジなど)は刺激を感じやすい部分であるため、包茎手術で広範囲にわたって切除されてしまうと、感度が低下することがあります。
とくに、亀頭直下法は見た目を第一に考えて主に包皮の内側や裏スジ周辺を切除するため、注意しないと感度低下が起こりやすい手術法です。
包茎手術で大きな感度低下が起こるケースはまれですが、なかにはまったく感じなくなって、勃起や射精ができなくなるケースもあります。
感度低下が心配であれば、見栄えだけでなく性感帯保護などの安全面にも注意して手術を行うクリニックを選んでください。
希望しない手術を受け、余計な費用がかかった
クリニックに勧められるまま高額のメニューを契約してしまい、手術後に後悔するケースは少なくありません。
クリニックの中には強引な手法で高額契約を迫るようなところもあり、注意が必要です。
診察・カウンセリングで以下のような対応をされたら、その場で契約することは避けましょう。
- 初診時に即日契約や即日施術をしつこく勧めてくる
- 患者を診療台に乗せ下半身裸にした状態のままで契約の話をし、即日契約を迫ってくる
- 広告・ホームページには格安メニューだけ表示し、受診してみると「安い手術は仕上がりが悪い」「リスクが大きい」「ヒアルロン酸の注入も必要」などと言って高額なメニュー・オプションを勧めてくる
- 手術の内容やリスク、デメリットの説明が不十分で、質問してもきちんと答えてくれない
- 医師でないカウンセラーが治療内容まで決定している(医師は簡単な診察を行うだけ)
まとめ
包茎で悩んでいる方は、それが自己肯定感や性生活に影響を与えることがあります。しかし、悩みを抱え続けるよりも、ちゃんとしたクリニックで治療を受けることが最善の解決策です。プロフェッショナルな医師から適切な治療を受けることで、その悩みから解放される可能性が高まります。
日本では多くの専門クリニックが包茎治療を提供しており、最新の医療技術と経験豊富な医師によって治療が行われます。これにより、痛みを最小限に抑え、効果的な結果を得ることができます。
包茎で苦しんでいる方は、自分自身の健康と幸福のために、適切な医療機関を選んで治療を受けることを強く推奨します。あなたの悩みは決して恥ずかしいことではありません。専門家の助けを借りて、あなたの人生を改善しましょう。
【監修医師】
本庄作蔵医師
放射線科医/IVR医/検診マンモグラフィー認定医
2019年 東京慈恵会医科大学卒業/同大学付属病院勤務
2023年 AFRODE CLINIC所属